海外で子育てしていると、おそらくほぼみんな悩むことがあるんではなかろうかと思うのが英語と日本語の両立。我が家のように海外といっても、非英語圏の場合、現地語も必要となるとさらに頭を悩ませるところかと。
我が家は、現地語に関しては完全に諦めてる。子供たちだけで行動する年齢でもないし、外に出かけるときは私か夫が一緒にいるし、習い事も英語でできるものに限定してる。本当は次女が新体操を習いたいんだけど、新体操は英語のレッスンが見つけられず。言語が分からなくても習いたいかと聞くと答えはNO。バレエなら英語で習えるところもたくさんあるのだけど、バレエは好きではないらしい。。
そして、今後の家族としての人生計画によっても必要な言語の優先度が変わってくるのかなという印象。私の周りの日本人のお友達に話を聞いていると、やはり多くの人が3〜5年の駐在が終わったら、日本に帰る可能性が最も高い。中にはスライドの可能性もあるという人も当然いる。でも子供を日本の学校へ進学させるために母子は一緒に行かないかもしれないという人もいる。日本に住む予定はないから日本語はそんなに一生懸命やってないという人も。
我が家は日本に帰る予定はなく、今の国の駐在期間が終わってもどこか別の国へ引っ越すと思う。スライドの可能性もなくもないけど、その引越し先によっては転職することになるかもしれないなーという感じ。夫は一つの会社でずーっと勤めて、、、というタイプではないようで、いつどこからどんなチャンスが来るか分からないからそれは働く本人次第ということになりそう。そうはいっても、夫も日本で働きたいというのは今は特にないと思うから、このまま海外での生活が長くなるんじゃないかなぁという予想。私自身も、子供たちは海外で育てていたいと思ってる。日本には、やはり日本の凄さってあってそれは素晴らしいことなんだけど、大好きな国だけど、子供の成長を考えると海外かなーと。これに関しては改めて別記事にしようと思ってます。
そんなわけで、日本に帰る気はないけど日本語はネイティブレベルに持っていきたいと思って日々頑張ってるところ。で、じゃあ英語は?ってなると思うんだけど、英語に関しても我が家はネイティブレベルを目指してます。これまた、非英語圏に住む我が家には本当に茨の道。この非英語圏に住んでインターに行くっていうことの話についてもこれまた深く書きたい内容!とりあえずインター行ってれば英語がネイティブになれるっていうのは絶対にないってことは言えると思う。
なので、この英語も日本語も両方ともネイティブレベルを目指すとなるとこれまたすっごく大変なことになっていて、正直、今の子供たちの生活、平日は学校以外の時間がほぼ勉強で終わってる。でもまだ小1と小4。いかに、ただ毎日勉強しかしてないと思わせないように過ごすか!ここにお母さん、全身全霊をかけてますw
家では、基本的に朝、学校へ行く前に30〜40分の勉強。ここでは主に日本語だけど、今の娘たちは英語よりも日本語の方がまだちょっと強いかなーと思うので、ほんの少しだけ英語もあり。土曜日は1時間。日曜日は勉強もお休み。
で、この時間に長女(10歳)は
・日本語児童小説
・漢字を覚えるための漫画
・英語児童小説
・英語でのエッセイ(小論文)の書き方
この4冊を曜日で振り分けて、一日2冊(日本語1、英語1)を5分ずつ読み進めていくスタイル。
これ、たった5分なんだけど、されど5分。毎日続けてたらどんどん進んでいく。もちろん時間はかかるけど着実に進んでいくし、読み終わる達成感がまた読書へのモチベーションを上げてくれる。
長女は映像が本当に苦手で、youtubeは好きなものを選んで観ることはできるんだけど、アニメとかそういう類のものは本当にだめ。観れるのはpeppa pigとちびまる子ちゃんくらい。あとは、アニメバージョンならクレヨンしんちゃんはいけるかも。ドラえもんは話によっては無理。アニメも映画になったらほとんど無理。過去、一度だけ最後まで観れた映画はちびまる子ちゃん。映画館は音が大きいからそもそも全然無理。
なので、アニメを観て日本語や英語を覚えるっていうのは難しい。それでもpeppa pigは一時期ずーーーーっと観てて、今でも「この言葉はpeppaで覚えたんだよ」なんて言ってたりするから、アニメも効果的だと思う。
我が家の場合はアニメを観るっていうのができないので本を。本のいいところは、字も目で見るからスペルや漢字を覚える助けにもなるだろうなと。
で、これが本当に効果を発揮してると思う。やはり、何が問題かって海外で暮らしてるととにかく家の会話以外には日本語に触れることがほぼないということ。日本人の友達と遊ぶ時以外は、日本語を使うことも聞くことも見ることもない。
圧倒的に日本語に触れる絶対量が少ない。そして、これは同じことが英語にも言える。日本語力を向上させるために、家では基本的には日本語で会話するルール。
学校であったことを興奮しながら伝えてくる時なんかは英語になってたりするけど、そこはいちいち咎めたりはしない。
基本的には日本語で話す。
一つの文章の中に英語と日本語を混ぜない。
この、二つ目のルールに関してはかなり気をつけてる。そうは言っても、全部の文章を直されるのは話してる方は気分を害すると思うから、スルーする時ももちろんあり。こういうのが難しいところ。
日本語と英語が混ざってしまう話し方っていうのは例えば
「ママー!今日ね〇〇がサイエンスの時間not listeningで先生に怒られてたよ。」
「今日のマスでdecimal(小数)やったんだけど、宿題の問題の答えを聞いてもnot sureだったから先生に聞いたの。そうしたらね、圧倒的にmake senseした!」
など。。
日本語の使い方も間違えてたり(圧倒的にっていう言葉がブームなんだとおもうw)、ところどころが英語になってたり。科目名はいいと思うんだけど、decimalは小数って言ってほしいなーと思ったり、でもいちいちそんなことまでつっこまれたくないだろうなーって思ったり。私的に、decimalは日本人にとって当たり前に知ってる英語ではないと思う。私も長女が新しい単元に進むたびに算数用語の英語を覚えていく感じなので。だから例えば、サイエンスとかマスとかはそのままカタカナ英語として通じると思うからまだいいのだけど、decimalは伝わらない時あると思うし、not sureとかもピンとこないかなと思う。
みたいなことを日々の会話の中で色々と思うんだけど、きっと本をたくさん読んだり、日本語の文章にたくさん触れることで少しずつ良くなっていくかなと期待してる。
ただ、国語の文章読解に関しては小3レベル(日本では現在小3)の基礎問題はきちんとできていて問題なし。算数は、受験対応のドリルみたいなちょっとハイレベルなものも使ってるけど、国語は自信を失ってほしくないから基礎問題しかやってない。ここは、ハイレベルなものも次の一時帰国で買ってきてみようかと。できそうになかったら学年をずらしてもいいし、もしできれば、それはそれで本人の自信につながるかなと思う。やっぱり、同じ歳の日本人の子よりも自分の日本語は劣っているんだって思ってるんだろうなと感じる時があるので自信を持たせてあげたいなというのは常に思うところ。
ちなみに漢字はまだ2年生の漢字も全部覚えられてないと思う。でも、漢字は焦らずにコツコツと。小学校6年間で習う漢字は読み書き両方しっかりやらせたいと今のところは思ってる。中学以降は読んで選べればいいかなと。
とにかく、日本語も英語も毎朝5分ずつ計10分の読書がとても大きな進歩につないでくれると思う。
本を読むことの楽しさも経験できて、小さい頃は一切自分で本を読むということをしなかったけれど、今は車でも読んでるし、学校では学校でまた別の本を読んでるし、時間があれば本を読むという習慣もついたように思う。あともう一つ大切なのは親である私も子供たちの前で日常的に本を読むことがすごく大事かなと思う。私は今、英語はチャーリーとチョコレート工場を読んでる。日本語の本はいろんなジャンルのものを、その日の気分で常に持ち歩いてちょっとした時間に読んでる。
あ!この5分間読書の時間に、有名な童話や昔話を読ませるのもいいと思う。小さい頃に読んであげていた話も結構忘れてたりするから、すぐに読める絵本を改めて読むっていうのもすごくいいと思う。
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