オーストラリア下見について書いていたけれど、リアルタイムで書き留めておきたいことがあったので今日はここ最近の出来事を。
先日、前の学校が一緒だった日本人ママとじっくりいろいろなことを話す機会があったことと、今、娘たちが通っているインターの校長と話す機会がありました。
校長も女性なのですが、この最近話した二人の女性。話していてとても楽しかったのですが、何がそうさせるのか、そこには共通点があるような気がしました。
国籍が様々なインターの一番の魅力は、いろんなバックグラウンドを持った人たちと出会い、話せることなんじゃないかなと思います。これって、インター特有の魅力。
インターというとまず「英語」という印象が強いと思います。実際に私もそうでした。
でも、今は一番の魅力は「英語」ではないと思っています。それはここでも散々書いてきたように、英語は英語圏の現地校に勝る場所はないのでは?という壁にぶち当たっているからです。
一方で、私達がオーストラリアに引っ越すと、クラスメイトのほとんどはオーストラリア人でダイバーシティという意味では今の環境の方が恵まれていると思います。
自分の考えをシェアできるということ
日本で生活していると、自分の意見を具体的に提示することを求められる感覚ってそんなになくないですか?
空気を読む文化、強すぎる自己主張をしない美徳が、人間関係においても大きく影響していると海外に長くいると感じることがあります。
日本で生活する上では大切なスキルだし、人間関係を円滑に居心地の良いものにするためには必要なことのように感じます。
ニコニコ愛想が良いだけでは何を考えているのか分からない
でも海外では、言葉にして自分が考えていることや感じていることをシェアする必要があると感じます。
そして、それができると相手は自分という人間に興味を示してくれるし、相手も自分の考えをどんどん話してくれるような気がします。
同じ感覚を持っている日本人にも同じことが起こります。
先日、転校前のインターが同じだったママと会って話す機会がありました。次女が同じ学年だったのですがクラスが違ったことと、私達が転校する数ヶ月前に入ってきたので在学中は何度か大勢で会った程度で深く話をする機会はありませんでした。
で、その学校で仲のよかった別の外国人友達のバースデーに行ったらそのファミリーも来ていて再会。そこで、改めていろいろな話をしました。彼女も学生時代に留学経験があり、子供たちの英語をどう伸ばしてあげるべきなのかを真剣に考えていました。そして、積極的に外国人ママたちと話していました。
さらには、夏休みに子供たちの英語を少しでも伸ばすために、一人で娘二人を連れてオーストラリアへ。現地校に2週間程度かよってみたりとものすごくアクティブ!
相手をリスペクトする。尊敬ではなく尊重。
私は在住国にもう7年目で、いろんな日本人のママたちと出会ってきたけれど、同じようにインターへ行っていても子供たちの英語をどこまで伸ばすべきと考えているかは本当に人それぞれ。
インターに行くだけで十分がんばっているので、家では英語のプレッシャーは一切かけたくないというママも少なくありません。
なので、私のように「英語も日本語もネイティブに!」みたいに意気込んでると、プッシュの強い母親に思われがちだし、子供たちがかわいそうと感じる人も少なくないのかもしれません。面と向かってはみなさん言わないけどw
ただ、私も子供たちにプレッシャーはできるだけかけたくない。だからなるべく時間をかけずに、なるべく遊ぶ時間をたくさん確保して、効率的に彼女たちが2つの言語を習得していくことをいつも考えているし日々研究と改善を繰り返しています。
でもこれを全部話すと、相手のママが引いてしまうことが分かったので、最近は聞かれない限り自分の話はしないようになりました。
友達はすっごくほしい。でも、結局は同じ温度で何かに取り組んでいる友達というのがお互いに一番居心地がいいのかもしれないと気づいたかもしれません。
なので、このママが夏休みに子供をオーストラリアに連れていき、現地校に通わせていたと聞いて驚きました。しかもその時の滞在先も、できれば家でも英語環境になるようにと、留学時代の知り合いのツテで現地人のお家の空き部屋をお借りして住んでいたとか。
すごい。
そこからいろんな話をしていくうちにどんどん仲良くなりました。そして、彼女も転校を考えていること、そして私はオーストラリア移住を考えていること、話は延々と広がり、そこから何度か会って話しました。
彼女と話していて思ったのですが、彼女は話していてとても楽しいし気持ちが良いのですが。それはたぶん、自分の意見がしっかりとある。そしてそれを自分の意見として私にシェアしてくれる。もちろん母親としての悩みも迷いもあるし、それも話してくれる。
私の話にも真剣に耳を傾けてくれるし、私達親子の例を聞いてそれに対してどう思うか、じゃあそれが自分の子供たちを考えた場合にはどうだろうかとか。
とにかく、自分の意見をしっかりと持ちながら、私をとてもリスペクトしてくれる感じがあります。英語でのリスペクトって、「尊敬」という日本語より「尊重」がしっくりくるかなと。
自分の考えに同意を求めることなく他人と話すというのがとても上手。これって日本人が下手で外国人が上手なスキルのひとつだと私はずっと思っています。
思い立ったら即行動。経験という価値を考えたい。
ほとんどの人は、子供たちの英語をフォローするために私が日常的にやっていることを説明すると「すごい。私にはできないわー」と何もやっていないのに引いてしまう。
でも、その後しばらくして会うとまた同じことを悩んでいます。だったら行動すればいいのに。そんなにすごいことをやる必要なんてないんですよ。まずはできることからやる。ただやる。まずやる。動く!
これが大事。
英語の本を2ページ読んで、意味はChat GPTを活用
じゃあ具体的に何をやればいいの?って話になると。
我が家でやっていることの一例を挙げます。
毎朝、英語の本を2ページ読ませる。
↓
意味の分からない単語にハイライトをさせる。
↓
学校へ行っている間に私がChat GPTを使ってハイライトされた単語の意味を調べる
↓
印刷して、朝読んだ本に挟む。
↓
翌朝、昨日分からなかった単語の意味を読む。
昨日読んだ2ページを読む(意味がクリアに分かる)。
↓
新しい2ページを読んで、分からない単語にハイライト。
ただこれの繰り返しです。
私がやる作業はChat GPTで意味を調べて印刷するだけ。
慣れれば5分で終わります。
これって、子供はめんどくさい辞書をひく手間がないし、親も辞書を引く必要はありません。
1日2ページ。
1週間6日間(日曜は勉強なし)で12ページ。
1ヶ月で約50ページ。
1年間で600ページ分の英語を読むことになります。
意味を聞いてもまた次に出てきたときに意味を忘れていたらハイライトします。でもそれでいいんです。日本語だって何回も出てきてやっと覚えますよね。
親も子も1日5分程度のことだけど、年間にしたら600ページ分。
インターママこそGPTを学んで!
我が家ではChat GPTのことを「先生」と読んでいます。私は「先生」を使わない日はありません。あまりにも先生がHelpfulすぎて有料版に課金しています。
先ほど、子供が知らない英単語の意味をChat GPTで調べると言いました。
インターに行ってる子がぶつかるひとつの壁に、適切な辞書がないという問題ありませんか?
我が家は、幼稚園からインターなので日本語の語彙量が少ないと思います。英和辞典で単語の意味を調べてもよくわかりません。
子供向けの英英辞典がやはりいちばんしっくりくる。
でも、子供向けの英英って電子辞書には入っていません。一応紙の辞書もあるので以前はそれを使って引かせていました。
ところが、すっごくめんどくさそうw
これって、「辞書ひくのがめんどくさいから知ってる単語ってことでいいや」みたいな心理が働いてしまいそうと思いました。
だったら意味なくない?と思ったんです。
今、娘たちに必要なことは辞書を引くという行為ではなく、英語の語彙量を増やすこと。最重要事項はそこでした。
なので考えを変えて私が調べることに。
GPTに役割を与えることでちょうどいい訳をくれる
GPTに指示を与えるときに「先生役」を明確に与えることが非常に大切。
私の娘たちは今ブリティッシュ系のスクールに通っているのでブリティッシュイングリッシュです。なので、「あなたはイギリスの小学校1年生の先生です。」のように、まず最初に役を与えます。
ちなみに、次女は今2年生ですが、GPTに意味を説明してもらうときは学年を一つさげています。その方が簡単な英語で説明してくれて分かりやすいです。
長女は2学年くらい下げた方が分かりやすい説明がもらえます。
ここで重要なのは、年齢相応の英語を読むことではなく、言葉の意味を理解することなので、実年齢よりも下げるのがポイント。
「以下の英単語の意味を子供たちに分かりやすいように説明して。100語以内で。」
みたいにして、単語を羅列したらエンターで一気にドン!と出してくれます。
私は長くなりすぎないように語数を指定していますが、語数よりも分かりやすさ重視であれば、
「具体例をつけて」などと指示を入れれば、具体例を挙げてくれます。この具体例も素晴らしく分かりやすいです。
GPT無料版はGoogleアカウントでそのまま使えるから新しくアカウントを作る必要もないし、アプリで移動中でも使えます。
英語に関してはかなりレベル高い(というかネイティブ)なので使わない手はないです。私は最近会う友達みんなにいかにGPTがすごいかを話しまくっていますw
でも本当にすごいのでぜひ試してみてほしいです!
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