シンガポール旅行で見る教育環境

International School

先日家族でシンガポールへ行ってきました。我が家は、インターへ通っているものの在住国は英語圏ではないので、英語のワークブックは種類が多くありません。なので英語のワークブックを見たかったし子どもたちには自分で手にとって読みたい本を探してほしかったのでみんなで本屋さんへ行こうとしたけれどあっさり断られましたw 仕方ないので、夫と子どもたちとは別行動で一人で行くことに。

娘たちの学校にシンガポール人のママがいるのでそのママにおすすめの本屋さんを聞いたところ「Popular bookstore」がローカルには人気だよと聞いて行ってみました。いくつも店舗があるのですがホテルからなるべく近くて広い店舗ということで今回はブラスバサーコンプレックス内にある店舗へ行って来ました。

子どもたちは、夫と海沿いをサイクリングしに行ってきたらしく、すごく楽しそうだったので良かったのですが、私としてもこの本屋さんはシンガポールの教育事情が体現されていて非常に興味深かったです。

店内へ入るとまずは中国語の本がずらり。読み物はもちろん参考書等も充実。子供向けの書籍もすごくたくさんあって、日本の本屋さん同様でした。で、奥の方へ行くと今度は英語のセクションになっていました。驚いたのは小学生のワークブックコーナー。学年ごとに分かれていて、通路を挟んで向かい合わせの両本棚1列全てがその学年のもの。シンガポールの小学6年生が受ける試験PSLEの対策問題集のコーナーとかすごくて。Moc test(練習問題)が本じゃなくて、ちゃんとテスト用紙みたいなプリントのがごっそりと束になってビニール袋で売られているという。。。

シンガポールの教育水準の高さは書店を見ても感じられるほどで、気迫が違うなーなんて思ってしまうほどでした。

そして後日、久しぶりにこの書店を教えてくれたシンガポール人ママの子どもたちとプレイデートしたときに、この書店の話に。そのママは、シンガポールの詰め込み教育を自分の子供達にはしたくないからといつも言っている。自分の子供時代があまりにも大変だったらしい。だけど、国土が狭くて資源も特別発展した産業もないシンガポールがアジアの中で発展するには頭のいい人間をたくさん育てる以外に方法がなかったんだろうねと話していて。

アジア圏は詰め込み型教育が当たり前のようになってしまっている気がする。シンガポールも日本も韓国も中国も。娘たちの学校でも、Mathは圧倒的にアジア人生徒が得意なんだとか。だけど、歴史の背景上、そうならざるを得なかったのかなぁという気もしている。

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