はじめに
家庭学習グッズを買ってみたものの、気づけば押し入れに眠っていた…そんな経験はありませんか?
「良さそう!」と思って買ったのに、子どもがすぐ飽きてしまったり、結局うまく使いこなせなかったり。家庭学習あるあるですよね。
この記事では、3歳から家庭学習を始めて小学校高学年になった今でもずっと使い続けている“生き残りグッズ”3つをご紹介します。
どれも特別に高価な教材ではなく、日常の中で自然に取り入れられるものばかりです。
「家庭学習ってどんな道具を選べばいいの?」と悩んでいる方にとって、きっとヒントになるはずです。
ホワイトボード|遊びから学びまでずっと使える万能ツール
家庭学習グッズとして意外と万能なのが、イーゼルタイプ(自立式)のホワイトボードです。
壁掛けタイプではなく、立てて使えるタイプにするのがポイント。子どもの目線で使いやすく、遊びにも勉強にも大活躍します。
壁掛けだと、引っ越したら子どもの使いやすい場所に広く空いた壁がない!みたいな問題も起こります。
なので、引っ越しても問題なくそのまま使えるイーゼルタイプが断然おすすめです。
最初はお絵かき専用。
幼児期はクレヨンやペンの代わりに、ホワイトボードマーカーで自由に絵を描くだけでも十分楽しめます。
ところが小学校に上がるころから、これが“学校ごっこ”の道具に進化。
実際にインターや海外の学校の教室ではホワイトボードが主流なため、子どもたちにとっては「先生になりきる」最高のアイテムになりました。
ごっこ遊びの中で自然に字や文章を書く練習にもつながります。
さらに、学習サポートとしても便利です。
わからない問題を説明するとき、大きな字や図で解説できるので理解がスムーズ。
最近では週末の「To-Doリスト」を子ども自身に書かせて、勉強だけでなく家事分担も“見える化”しています。
「今日は洗濯物を畳む」「トイレ掃除」など、家族の一員としての役割を確認するのにも役立っています。
ホワイトボードは勉強だけにとどまりません。
誕生日に「Happy Birthday」と書いてデコレーションしたり、子どもが帰ってくる前にメッセージを書いたり、ちょっとしたサプライズにも使えます。
遊び・勉強・日常のコミュニケーションにまで活躍する、まさに“長生きグッズ”です。
キッチンタイマー|集中力と切り替えを助ける相棒
次に紹介するのは、シンプルだけど効果抜群なキッチンタイマーです。
我が家では子どもたち一人ひとりに1つずつ持たせて、学習時間の管理に使っています。
時間を区切ると「ダラダラ」が減る
例えば音読。
好きな子は延々と続けてしまうし、苦手な子は始めるまでに時間がかかりがちです。
そんなとき「5分だけ音読」「20分で読解問題を解く」とタイマーをセットすると、学習のリズムが一気に整います。
集中力がぐんと上がる
「この問題は15分以内に解こう」と制限時間を決めると、自然と集中力が高まります。
ワークブックの中には「目標タイム◯分」と書かれているものもありますが、実際にタイマーを使って測ると、子ども自身も達成感を得られやすいんです。
自分で管理する力が育つ
続けていくうちに、子どもたち自身が「よし、ちょっとタイマーセットしてやろう」と自主的に活用するようになりました。
親が「早くやりなさい!」と声をかけるよりも、タイマーのアラームが学習の切り替えスイッチになるのは本当に助かります。
シンプルですが、「時間を見える化する」だけで子どもの集中力が変わる。そんな効果を実感できるグッズです。
シール|努力を“見えるごほうび”に変える魔法
最後に紹介するのは、意外と侮れないシールです。
「ごほうび」として貼るのはもちろん、うまく使うと学習のモチベーションをぐっと上げてくれます。
丸付け+ひとことコメントを楽しく
子どもが解いたワークを丸付けするとき、ただ「◯」や「×」をつけるだけだと味気ないですよね。
そこで小さめの顔つきシールを使い、吹き出しに「ここはよくできたね!」「問題をちゃんと読もうね」と一言添える。
それだけで子どもの受け取り方が大きく変わります。
叱られるのではなく、“応援されてる”感覚になるんです。
おすすめは「小さめ&顔つき」
いろいろなシールを試しましたが、一番使いやすかったのは小さめで顔が描かれているもの。
理由は2つあります。
- ワークブックの余白をつぶさずにコメントが書ける
- 顔があることで、子どもが感情移入しやすい
逆に、大きなシールはスペースを取りすぎたり印刷部分を隠してしまうので、あまりおすすめしません。
「もう1問やろうかな」を引き出す力
たった1枚のシールでも、子どもにとっては「今日も頑張った証」になります。
「じゃあもう1ページやってみようかな」と次のやる気を引き出す力は想像以上です。
まとめ|“長く使える”グッズが家庭学習を支える
家庭学習グッズは、買ってすぐに飽きられてしまうものも少なくありません。
ですが今回紹介した ホワイトボード・キッチンタイマー・シール の3つは、幼児期から小学校高学年になった今でもずっと活躍している“生き残りアイテム”です。
- ホワイトボード → 遊びにも勉強にも。親子のコミュニケーションにも大活躍。
- キッチンタイマー → 集中力と切り替えのスイッチ。自主性を育てる。
- シール → 努力を可視化して「もっとやりたい」を引き出す。
どれも特別な教材ではなく、手軽に始められるものばかり。
それでも子どもにとっては「楽しい」「達成感がある」と感じられる工夫次第で、家庭学習の雰囲気が大きく変わります。
学習グッズ選びで大切なのは、華やかさより“長く使えること”。
子どもの毎日の小さな積み重ねを支えてくれる、そんな相棒をぜひ見つけてみてください。
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