インターを転校することにした理由

International School

毎日あれもこれもとバタバタしていると、分かりやすくリアルタイムで整理された内容を書いていくのが難しく、でもそうこうしている間に考えてることや感じたことを忘れてしまうので、日記的に私の独り言をつらつらと書いていくカテゴリーを作ろうと思います。

ついこの前冬休みが明けたと思ったら、もうタームブレイクがすぐそこまできてます。実は、うちは次の新年度から転校を予定しています。住まいは変わらないのですが、学校のクオリティに疑問を持っていて、それなりに学校へ意見は出してきたけれど一向に改善されるようには見えない。でもそれってイコール学校の方向性が我が家には合っていないということなのかなと。娘たちが入学して、パンデミックがあり、これはどこのインターでも抱えている問題かもしれないけれど、パンデミック前とパンデミック後で学校の質が下がっている。少なくとも娘たちの学校についてはそう思います。

それって具体的にどんなこと?というところをお話ししてみようかと思います。


新任教師の現地人率高め

新しく学校に入ってくる先生が、英語圏からの先生ではなく、現地人で英語が話せる先生。現地人でもネイティブ並みのスキルならもちろん問題ないのだけれど、バリバリの現地語訛りの英語を話すし、私でも分かる文法の間違いを平気でしている状態。

学校の先生って難しくて、ネイティブだったら誰でも良いわけでもないし、学校の先生として人格が優れていたらそれだけで良いというわけでもない。インターの先生はその両方が求められると思います。ただ、パンデミック前は小学校には現地人のform teacherは流石にいなかったので、人件費が確保できてないのかな。。と思ってしまいます。

私自身は、大学卒業まで日本なので、ネイティブの英語を聞き取る能力みたいなものって完全に大人になってから日本人耳が完全に完成してる状態で頑張って練習という感じでした。でも夫は子供の頃からフォニックスクラスに通っていて、ずっと英語が好きで勉強していて、大学はアメリカへ留学。なので耳もおそらく私とは全然違う。4歳と0歳から海外にいる娘たちは言うまでもなく聞こえてる音が全然違うと思います。

娘たちの成長を見てきて、自身もアメリカで苦労した経験もある夫は、小学生こそ綺麗な英語を聞いて育ってほしいと言っています。これが公立学校なら仕方ないけれど、安くない学費を払っています。それってなんのために払っているのって、英語のためというのが一番の理由です。

日本人転入生の急増と禁止されない母国語

これも転校を決めるかなり大きな要因になっています。パンデミックが落ち着きだし、2022年あたりから徐々に日本人駐在員が海外にまた出始めているかと思います。そして、そうして引っ越してきた日本人の子たちが一気に入ってきていて、2022年後半でかなりの数の日本人が入ってきました。

日本人が増えることにはメリットもあります。やはり日本人のお友達が増えると子供たちは嬉しいし楽しそうです。

ただ、娘たちの学校では入学テストを行いません。なので英語が全く話せない子もどんどん入ってきます。それは学校がOKしてるんだからいいと思うけれど、その子たちのためのサポートクラスESLクラスは外国語クラスの時間に行われていて、娘たちのように英語のサポートがいらない子たちが他言語を学ぶクラスの時間にESLクラスがあるのです。なのでEnglishは一緒に受けているとのこと。

正直、小学生になってしまうと通常のEnglishのクラスを英語が全くわからない状態で受けるのはかなり難しいと思います。インターでは幼稚園から座学での勉強もやるところが多く、ベース作りはプリスクールから行っていて、そのまま小学校へ上がってくる子に合わせて進んでいくからです。

まして、長女の小4レベルになったら大人の私(英検2級くらい)でもついていけるかどうか。。。

最大の問題は、学校のサポートが足りないので、その英語が全く分からない友達に同じ日本人である娘たちが通訳をさせられるということ。そしてそれを先生が依頼してくるということ。

日本に帰ったら、娘たちは英語がすごく上手な女の子です。

でも英語圏の子供の年齢相当の英語力には届いていないと、ネイティブの先生からはっきり言われています。そうなんです。我が家の娘たちもまだまだ勉強中なんです。英語を浴びまくってもっともっと練習していかないとならないレベルなんです。

長女に関しては、プリスクールに入ったときに同じクラスにいた日本人の女の子にずっと助けてもらっていたので、今度は娘が助けてあげられる時がやっときて嬉しいことでもあります。でも、プリスクールで通訳してあげるのと、小4の授業内容を通訳するのって全然話が変わってきてしまうと思いませんか?

流石に学校に相談したんですが、学校としては日本人がどれだけ増えても日本人の入学を制限することはしない。日本語に通訳することは、あなたの娘の言語への理解を深めるのでむしろプラスである。そう回答されて、私としてはこの学校はもう私たちが娘たちを通わせたいと思う教育方針ではないと思ったし、ビジネスに走ってるんだなと思ってしまいました。

ただ、長女は先生たちにはすごく恵まれていて、Englishはアメリカ人の非常に熱心な先生なのでこの1年間ですごく英語力が伸びたと思います。次女はクラスに日本人がたくさんいて、休み時間はずっと日本語で話してるらしいし、英語ができない子も多いのできっと授業中も日本語が多く飛び交っているのかなと想像しています。なぜなら英語の伸びが明らかに長女と違い緩やかすぎるからです。次女はずっと日本人のいない環境でプリスクールを過ごしてきたのでどんどん吸収していましたが、今年は失速。

でもその代わりに日本語が上達したかというと、英語が全くできない日本人は綺麗な日本語を話すけれど、次女のように海外育ちの日本人は意味は通じるけど日本語としてはちょっと変な日本語を話すことも多いので綺麗な日本語が劇的に伸びるということもありません。

日本人学校に入れてネイティブの家庭教師をつけた方がいい

コストパフォーマンスを考えると、今のままこの学校に在籍するのであれば、日本人学校に転校して、日本人学校とインターの差額分、ネイティブの家庭教師に英語を見てもらった方がいいのでは?という結論に。

結果的に、日本人学校へ行く予定ではなく、別のインターへの転校となりますが、今まで考えたこともなかったけれど、日本人学校へ行って、ネイティブの家庭教師をつけるという方法も一つ今後の選択肢として持っておいてもいいのかもしれないと思いました。

なので、学校選びは慎重に!

次回は、転校先を選んだ時に特に気をつけたポイントについて話したいなと思います。


Site Owner
Ella

海外生活8年目。
長女をアフリカで、次女を日本で出産。

アフリカで長女を出産後、テロにて緊急帰国命令から本帰国。
4年程の日本生活中に次女を出産、次女8ヶ月でアジアへ。

アジア生活ではインターナショナルスクールに通っている子供たち。
非英語圏での生活で、英語の伸びに不安を抱きながら、夫はアジア勤務がまだ続きそうということで母子だけ西オーストラリアへ移住予定。

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