【オーストラリア移住半年経過】娘たちの英語の伸びと環境の良さ

オーストラリア

あっという間に2025年に突入しました。
昨年はオーストラリア移住のための準備と生活を落ち着かせるのに忙しかったなーと思います。

本当に走り抜けた一年間でした。
そして家族のメンバーそれぞれが、自分自身の壁に常に向き合った一年間だったように思います。

英語圏移住でどんな変化が?娘たちの英語のこと。

娘たちは日本の教育をほぼ受けたことがなく、ずっとインター育ちです。
ただ、非英語圏のインターだったため、先生がネイティブの学校へ入れても、クラスメイトは第二言語が英語という子が多数。

その環境の中では、ネイティブレベルの英語を使えるようになるのは難しいと私が感じ、私達は母子のみで英語圏であるオーストラリアへ移住しました。

それが2024年6月の終わりのことです。

当然、その時点で子供たちは自分の言いたいことは普通に英語で言えました。
インターの成績は二人共良好でした。

今でも友達の英語が分からない時がある

オーストラリアは12月から2月の暑い時期が一番長いホリデーになります。

のんびり過ごしているので、オーストラリアへ来たことについての本音をちょっと聞いてみました。

英語について自分の実感を聞いてみると、長女(Y5修了)も次女(Y2修了)も「伸びた!」と即答。それは私も見ていて感じます。

本人たちは、周りの子たちの言葉の使い方や文章のバリエーションをたくさん聞いて、自分も真似して話せる内容が増えたとのこと。

私が見ていても、スピーキングは特に変化を感じます。
今までだったら使わなかった言い方をよく使うようになりました。

そして、話すのが本当に速くなりました。
それでも長女の友達たちはもっと速いそうです。

速いだけでなく、スラングや若者言葉も多いとか。
長女は先生が言ってることが分からないということはないようですが、友達の言ってることは今でも分からないときがあるそうです。

ネイティブ圏でも通用していた英語力

さて、前の非英語圏にいた時には「このままではネイティブレベルにはなれない。」と思っていましたが、実際のところはどうなんだろうかと思いますよね?

今回、半期のレポートが学校から出ました。
ところが、Englishの評価は思っていたよりずっと良かったのです。

学校のレポートなので、もちろん単純な英語力というよりは授業態度等も関係あります。
我が娘たちは、日本にいてもおそらく違和感のないタイプだと思います。
なので、海外にいると非常にお行儀の良い子と言われます。

日本の感覚からすると特別お行儀も良くないし普通です。
でも、それがこちらではものすごくきちんとした子という印象になるわけです。

なので、積極性以外の授業態度については文句なしなんだろうなというのは想像できます。
次女は積極性も問題なしですが、長女はそこが弱みでもあります。

まぁ、結局のところ心配するほど英語ができていないわけでは全然なかったという。

ただ、長女の自己分析によると

「やっぱり語彙量が全然違う。だから全然追いついてないなって思うよ。」とのこと。

インターで身につけてきた英語力は、ネイティブ圏でもしっかり通用するレベルだった。
でも、同等レベルではなかった。

ということでしょう。我が家の場合は。

青い空、美しい海、広い公園

晴れた日のオーストラリアの空は突き抜けるように青いです。

私達は、本当にラッキーなことにビーチの目の前の家に住んでいます。
なので暑くなってきた最近では頻繁にビーチに行きます。
海のきれいなこと。
もう何回も行っていますが、行くたびにに毎回あまりの綺麗さに感動します。

本当にきれいなブルーで。
水がきれいに透き通っていて。
空とのコントラストが美しすぎる。

娘たちは、あまり自然の遊びを好むタイプの子供ではなかったのですが、
ここに越してきたら一番好きな場所を聞くと「ビーチ」と答える様になりました。

泣きながらも通い続けていたニッパーズのおかげもありました。
ニッパーズで嫌でも海に入って泳ぐ練習やボードの練習をすることで、
海に少しずつ慣れていきました。

もう泣くこともなくなりました。

泳ぐのはまだ怖いし、できないこともたくさんあります。
でも、海で遊ぶことを心から楽しめるようになっています。

さらに、公園が広いこと!

そこら中に公園があるのですが、芝生の広場のある公園がとても多いです。
しかも広い。

思いっきり走ったり、ボールを蹴ったり、叫んだり。
本当に楽しそうに遊んでいます。

夏場になったらプレイグラウンドの上にはタープが張られるんです。
これには驚きました。
なので日光の強い日でもプレイグラウンドの遊具が熱すぎて遊べないということになりにくいのです。

子供たちが、子供らしく思いっきり遊べる環境が本当に整っています。

母の感想

長女は日本だと4月から6年生になります。

私の日本人のお友達のお子さんたちも同じくらいの年齢の子が多いです。

そうするとやはり中学受験をするかどうかという話題を本当に多く聞くなという印象があります。

私自身は、アカデミックな勉強もある程度は必要だと考えるタイプなので学力を上げることは良い面もたくさんあると思っています。

小さいうちにキツい思いをした子たちにしかつかない強さがきっと身につくとも思います。
それは大人になったときには学力だけでない部分でもその人を強くするとも思います。

でも、そうじゃない道もあるということがもっと周知されたらいいなとも思います。

日本の今後のポテンシャルと子供たちの未来

日本の今の状況を考えると、子供たちが大人になる時には海外との関係は今よりも不可欠なものになります。

日本の企業で働くにしても、海外駐在等を視野に入れなくても、海外との関係を持たずにいられる会社はどんどん減っていくのではないでしょうか。

今は、中学受験の勉強をするために英語の勉強を3年ほどお休みして受験勉強に費やす子もいると聞きました。

「使える英語」を身につけるのはそんなに簡単なことではありません。
私達の子ども世代に求められる英語力は、私達世代に求められていたものより高いはずです。

なぜかって。

非英語圏にすむ人たちの英語力がどんどん上がっているからです。
私は7年近く非英語圏に住んでいました。
住み始めた当初2017年は数字すら英語では通じなくて驚いたことを今でも覚えています。

現地語が、その国に住むには必須なんだと思い知らされました。
でも同時に「日本と似てる」とも思いました。
日本はさすがに数字は通じたと思うので、「同じ」とは思いませんでしたが。

でも私がその国を離れる2024年には、ほとんどのことが英語でなんとかなってしまうように変わっていたのです。
もちろん現地語しか通じなくてGoogle翻訳必須の場面もありました。
でも格段に減ったのです。

ICチップで骨伝導翻訳されて、英語がいらなくなる未来はすぐそこまで来ていると思います。
それは間違いない。
私は毎日ChatGPTを使っています。
ChatGPTに課金するようになった半年ちょっと前から1年たたないですが、進化がすごい。
ChatGPTの進化の速度を考えたら、きっと英語は勉強する必要のないものになるでしょう。

でもそれっていつ?と思います。

奨学金で海外大学の学部入学をする

返済不要の奨学金をとれる海外大学はいくつもあります。
あのハーバードですら、親の年収が1500万以下ならかなりの金額の奨学金が出ます。

まずは知ることから始めてほしいなと思います。

日本人がよくやる交換留学で2年海外へ留学とかも、しないよりはしたほうがもちろんいいと思います。

でも英語力をつけることを考えるなら、大学1年生から海外大学へ入る。
単位をしっかり取ってその大学を卒業する。

それを考えると、高校3年生までに大学の授業を聞いて、ディスカッションにも参加できるレベルの英語力が必要になります。

たいへんなことです。

ただ、それくらいやらないと、どこの国でも遜色なくやれるくらいのビジネス英語力を身につけるのは難しいのではないかなと思っています。

でも、チャンスはたくさんあるんです。
だから、まずはどんな方法があるのか知ってみるというのもいいと思います。

国が変わると子どもの育つべき環境への考え方が大きく違います。

オーストラリアでは塾へ行っている子はいません。
もちろん中にはいるんでしょうが、少なくとも私はまだ聞いたことがありません。

みんな、青空の下、思いっきり走り回っています。

同じ年齢なのにうちの娘達より20センチくらい背の高い子達がたくさんいます。

きっと全て正解だと思うけれど、正解の種類はたくさんあるんだということがもっと広まったらいいなと、オーストラリアにきてから強く思います。

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