2017年から海外で暮らしている我が家の娘たち。
長女は4歳、次女は8ヶ月のころから現地生活が始まりました。
長女は日本の幼稚園に半年ほど通っただけで、その後はずっとインターナショナルスクールです。次女は2歳半から通園をスタートしました。
コロナ禍で日本に長期帰国した際も、いずれ海外に戻ることが決まっていたため、子どもたちは日本の園や学校には通わず、オンラインでインターの授業を継続していました。
その間も、習い事や地域の友人との交流を通して、日本語と英語の両方に触れる環境を保っていたつもりでした。
しかし、現地校に戻ってから最初の面談で、長女のEnglishの先生から告げられたのは衝撃的な事実。
「ネイティブの同学年(小4)と比べると、全体的に英語力が遅れている」と指摘されたのです。
日本語ばかり心配していたら…実は英語も危機的状況
正直、その時まで英語にはあまり不安を感じていませんでした。
長女は授業に積極的に参加するタイプで、成績にも問題がなく、先生からも特に指摘されたことがなかったからです。
ただ、私自身が「ネイティブの小4の語彙力や表現力」がどれほどのものかを理解していなかったことが大きな落とし穴でした。
「毎日20分読書」が転機に
その時のEnglishの先生はとても熱心な方で、「毎日20分、本を読むこと」を強く勧めてくださいました。
学校でもEnglishの授業前に5分間の読書タイムが設けられているとのこと。
私もこれをヒントに、朝の日本語ワークの前に「英語5分+日本語5分の読書時間」を設けることにしました。
これが大正解でした。
たった5分の積み重ねですが、長女はだんだんと本にのめり込み、車内でも続きを読みたいと自分から言い出すほどになったのです。
英語でも日本語でも、読むことに喜びを感じている様子でした。
もちろん数日でそうなるわけではありません。
でも1年とかそんな長くかかったわけでもなく、数カ月後には自分から本を読むようになりました。
努力は必ず成果になると実感した瞬間
英語の本は小学生向けを選んでいますが、それでも知らない単語が大量に登場します。
学校の宿題として出されるReading comprehensionでは、わからない単語を辞書で調べて意味を書き、毎朝音読。
覚えたらチェックを入れていくという流れで進めています。
毎日少しずつでも続けていると、確実に変化が見えてきます。
セメスター1が終わった頃、長女と次女が車内で英語で話しているのを聞いて、「あ、長女の英語が明らかに変わってきた」と気づきました。
センテンスの幅が広がり、聞いたことのなかったフレーズが自然と出てくるようになっていたのです。
今ではEnglishが一番好きな授業だと長女が言っています。
これは先生の存在が非常に大きいと感じました。
一人ひとりをしっかり見て、手厚くフォローしてくれる先生の影響力の大きさを実感しています。
やはり単語量が増えると自然と全てのスキルが向上します。
ライティングで書ける文章の幅も広がるし、リーディングで読める内容も変わってきます。
努力した分だけ変化を感じられることが娘にとってもモチベーションにつながっている様子でした。
親も一緒に語彙力を鍛え直すべき
子どもをインターに入れると親も英語の勉強から逃れられませんよね。
私も長女用に買った本を読むようになりましたが、これが本当にちょうど良いレベルなのです!
大人向けの本は難しすぎて続きませんが、小学生向けの本はストーリーがしっかりしていて、知らなかった表現も多く、とても勉強になります。
そこで痛感したのが、私自身の語彙力不足です。
長女には圧倒的にリスニングもスピーキングも敵いません。
昨年は多くの集まりに参加し、少しは私の英語力も上がったと思っていましたが、その先が伸びない原因はまさに語彙力の不足だと感じております。
ママ友との日常会話はなんとかなっても、保護者会や学校イベントなどの少しかしこまった場面になると、途端に聞き取れなくなります。
文法の理解不足も一因ですが、それ以上に「語彙がわからない」ことが最大の壁なのだと実感しています。
本気で英語力を伸ばすには「読む+調べる」の習慣化
最近見たYouTubeのショート動画で、”何となく”で終えた留学生活の人の英語が、まさに今の私とそっくりでハッとさせられました。
やはり、語彙力と文法をきちんと学ぶことが、英語力を本物にしていく鍵なのだと思います。
私は、娘たち用に作った単語とその意味を書いたものを私も一緒に覚えることにしました。
長女が知らない言葉は、次女も知らないことがほとんどなので3人で一緒に覚えます。
一人でやるよりもゲーム感覚で楽しく覚えられますよね。
そして子どもは、ママよりも先に覚えられたことで嬉しくなってやる気を出します。
子どもたちが学校へ行っている間はシャドウイングもやりました。
シャドウイングとは...
英語の音声を聞きながら、ほぼ同時にマネして発音する練習方法です。リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えられる効果的なトレーニングです。
生活の中に英語を「埋め込む」3ヶ月チャレンジ
私の今の習慣は以下の通りです:
- 家事をしながらポッドキャストやYouTubeでリスニング&シャドウイング
- 英語の本を読んで、わからなかった単語をメモ
- 1日1つ、文法項目を確認
- 車の中でも辞書を片手に英語の本を音読
まずは3ヶ月、続けてみます。半年継続できれば、確実に変化が出てくるはずです。
【まとめ】英語の成長は「語彙の量」が肝
英会話だけでは伸び悩む時期が必ずやってきます。
そこを乗り越えるためには、「読む力」と「語彙力」が絶対に必要です。
難しい本でなくていいのです。
大切なのは、毎日読んで、毎日わからない単語を調べて、身につけていくこと。
私と長女のように、親子で一緒に取り組むのもおすすめです。
ちなみに私は今『チャーリーとチョコレート工場』を読んでおります。
とても面白くて、英語学習にも最適です。
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