さて。前回の記事で無事にCoEが発行されたところまで書きました。
で、このあと学生ビザを申請することになります。
私は申請をすべて自分でやったので、この部分も実際にどういう手順で進めていったのか、申請から発行までを順を追って書いていく予定です。
現在はもう発行されているのですが、申請から発行までちょうど1ヶ月ほどでした。
私の場合は、日本人でありながらアジアの別の国からの申請ということもあり日本から申請する場合よりも時間がかかったかもしれません。
小学生の学生ビザはスクールセクターというところに分類されていて、移民局のビザがとれるまでどれくらい時間がかかるかの指標では最長4ヶ月と出ていたので焦りました。
4ヶ月も経ったら、学校の入学予定日を過ぎてしまうし、在住国の学校は今年度いっぱいでやめるとすでに伝えてしまっているしどうなるの?と思いハラハラしながら過ごしておりました。
とりあえずビザが発行されて一安心というところです。
オーストラリアの深刻な住宅不足
次の不安といえばこれ。
家探しです。
おそらく、親子留学や教育移住の方々であれば共通の不安要素ではないかと思います。
レンタルクライシスなどと呼ばれているようで、1件の賃貸物件の内見に何十組も来ることがあるとか。
これを知って、本当に震え上がっています。
我が家の予定では、私達が引っ越しのタイミングで夫が最初一緒についてきてくれることになっています。オンラインでできる仕事に関してはオンラインで行い、3週間くらい一緒にいてくれる予定でいます。
で、最初はエアビーを取って、この3週間で決めたいと思っていました。
しかし、私がシドニーにワーホリしていた頃に語学学校が同じで知り合ったハンガリー人の友達がなんと去年パースに家族で引っ越したそうで、Facebookでつながっていたので連絡してみることにしました。
すると彼女も家を探すのは本当に大変!と言っていまして。。。
幸い、彼女たちは別の都市からインスペなしで物件を確保できたのだとか。
でも、インスペなしで物件を決めるのはリスクも高いからいい方法ではないとも教えてくれました。実際にインスペ無しで決めてトラブルに遭っている方もいますよね。
インスペとは、内見のことで、インスペクションの略です。
また、別の日本人の友達も同じタイミングで旦那さんのパース駐在が決まり、最近家を探していました。彼女は、不動産屋さんにインスペを代行してもらって決めたとのことでした。
この不動産屋さんを教えてもらったのですが、おそらくビジネスで来ている人限定でのサービスだったようで連絡してみましたが返信がありませんでした。残念。
学校から徒歩圏のエアビー3週間40万円超え。
代行サービスを見つけるのが難しいのであれば、仕方ない。最初はエアビーをとって、その間に決めるしかないかなと思いました。
実際に、調べていても、オーストラリアへ移住したり、家族で留学されている方たちはそうして家を見つけているという方が多かったです。
パースではなく東側の大きな都市では個人でも対応してもらえる日系の不動産屋さんがあるらしく、インスペや契約を代行してもらえるサービスを提供してくれるところもあるようでした。
でも西オーストラリアでは見つけられませんでした。
住む予定のエリアのローカル不動産屋さんをGoogleマップで探し、端から問い合わせのメールを送りました。10件以上送ったと思いますが、1件も返信がありませんでした。
代行サービスはないよとかの返信もありません。フルシカト!
現実は厳しいなと思い知ることとなりました。
これなら、エアビーをとりあえず確保しておこうと思い、夫がいられるであろう3週間をまず押さえることとしました。
3週間で決まらない場合に備えて、夫が帰らなければならない数日前までの予約としました。もし、その時点で家が決まっていない場合には、夫に次のエアビーに移るのを手伝ってもらえると思ったからです。
でも金額にびっくり!
一番安いエアビーで、3週間で40万円を超えています。
もちろん、これは場所に寄るんだと思います。
私は、子どもたちの学校が始まってしまったら、子供たちエアビーから歩いて学校へ行けるようにしたかったので学校からの徒歩圏内に限定していました。
というのも、車を運転するのも十分にれんしゅうしてからでないと不安だなと思ったのです。
3週間で40万として、週133,333円!
A$1,333!!
高すぎて無理!と思いました。
しかも3週間で決まる保証なんてどこにもない。
移民向けリロケーションサービス
で、もうChat GPT先生を使い倒して調べまくりました!
あとは、西オーストラリアではないのですが、現地のエージェントを使って渡豪する前に家を確保したという方のブログを読んだのです。
で、よく考えてみたら、オーストラリアは移民大国なんだし移民のためのエージェントはあるはずだよね!と思って調べました。
するとあるんです。Relocationサービスというかんじで書いているエージェントが多かったです。インスペを代行してくれて、契約も代行してくれて、移住前に家を確保する手伝いをしてくれるサービス!
西オーストラリアであるのだから、他の大都市であればまず間違いなくあると思います。
ローカルエージェントのお値段は様々
で、まず何年か前(コロナよりもっと前)にエージェント経由で家を確保したという人は確か1000ドルくらいだったと思います。この方もWAではなかったです。
私のお友達のところはたしか1500ドルとかだったような。ちょっと記憶が曖昧ですが2000ドルはいっていないはずでした。
ですが、今回私が問い合わせたエージェントはなんと3700ドルとか!!!
え!!!
かなりびっくりしました。
でもですよ?3700ドルだとしても、家が確保できるなら、不確かなエアビーに4000ドル払うよりも安いんですよ。
一番最初に返信をくれたエージェントが、ビデオミーティングで詳しい話を聞かせてちょうだいと言ってくれたので、まずは話を聞いてみようと思いました。
で、そのオンラインミーティングをするにあたり、私達の状況を報告するフォームを提出しました。
ビザの種類とか希望のサバーブとか住む予定の期間とか予算とか。
3700ドルのエージェントからも断られる悪条件
すると、なんと
「あなたたちがパースに着く時期は予約がいっぱいだから今回は受けられません。ごめんなさいね。」という旨の連絡がきたのです。
これには本当に驚きました。
移民も対象にしていると謳っているエージェントにも断られてしまう事態。
それくらいこちらの条件が悪いのでしょう。
ガーディアンビザは就労できない
そもそも、私がガーディアンビザなので就労不可なのです。
これもオンラインで日本から収入を得るとかならOKらしいのですが、オーストラリアでの仕事は一切許されていません。
なので、私は夫の収入から家賃を払いますというのを見せる必要があります。
でもこれって、自分がオーナーの立場だったら非常に嫌なパターンですよね。
海外で働いている離れて住んでいる夫の収入で、ちゃんと払ってくれるの?
って、心配になりますよね。
まして、小学校まで歩いていける範囲で中学校の学区内を希望したので、希望エリアがものすごーーーーーーく限定的でした。
なので、「この人は賃貸をゲットすることがどれだけ大変なのか全く理解できてない。」と判断されたのかもしれません。
ただでさえ、借りる本人が無職という悪条件で、エリアを超限定してくるという。
確かにエージェントからしたら嫌だなーと思いました。
しかし、諦めるわけにもいきません。
返信をくれた別のエージェントにも事情を相談してみました。
すると、「あなたの出している条件で家が借りられる可能性はかなり低い。うちで受けるのは難しいと思う。」と言われてしまいました。
で、今度はちゃんと理由を言ってくれたので、条件が厳しいことは理解していることを伝えました。そして、まずは小学校までの徒歩圏、長女が中学に上がるタイミングで引っ越しを考えなければならない可能性も視野に入れています。
と連絡してみました。
すると、「あなたがそれを理解しているなら大丈夫よ。受けられるわ!」と返事をもらいました。
このエージェントは、インスペは6回までと回数に上限がありますが1700ドルと良心的。
New in townというエージェントです。
で、夫にも話し、サービス内容をよく確認してここにお願いしようと考えていました。
不動産検索サイト未掲載の話が!!
そして、サービス内容を紙に印刷しじっくり読もうと思っていた矢先、
このオーストラリア移住を考え始めて準備を進めていく中で出会った方から1件のメールが。
なんと。
この方のお知り合いの方の豪邸(写真を見せてもらいましたがすごい豪邸w)が、2世帯設計になっていて将来的にはこの方のご両親が住む予定になっているのだけど、今はまだ元気で自分たちの自宅に住まわれているのでこの2世帯部分が空いていますと。
しかも、完全独立型で、玄関も別だし室内からの行き来は不可。
2ベッドで探しているところを1ベッドルームになってしまうけれど、リビング・ダイニングも広いので圧迫感はないのでは?というなんとも信じられないご提案。
学校からは車で15分の距離なので、毎日車での送迎が必須になる。
でも、家がなんとビーチの目の前。
しかもちゃんと整備されたビーチで、ライフセーバーもいる安全なビーチ。
公開されていない不動産物件としてRealestateの写真も送っていただきました。
そして、家具家電まで備え付けにしてくれるとのこと。それなのに私がUnfurnishedで考えていた家賃の予算内。
学校の近くの物件が見つかるまでのつなぎでもいいし、長期で住んでもいいし、どちらでもいいですよと言ってくださいました。
こんなことってある??ちょっと不安になるくらいです。
最初は夫もついてきてくれるので、まずはこの方を頼ってみようかと思っています。
人生は何が起こるか分からない
これまで、たくさんの方のオーストラリア移住の体験談を読んできました。
みなさん「家探しが大変!」とおっしゃっているのは変わらないのですが、でもやっぱりみなさん素敵な出会いがあったり、なぜかトントン拍子に話がいい方向へ流れていって、、、というエピソードがいくつもありました。
人生は何が起こるかわからないですね。
良いこともあれば悪いこともある。
でも海外生活では、人に助けてもらってどん底から救われることって起きやすい気がします。
私は今の国の生活でも、アフリカでの生活でも、シド二ーでのワーホリでも、本当にたくさんの人の善意に救われてきました。
シンプルになんの見返りも求めずに底なしに優しくしてくれる人にたくさん出会い、
救われてきました。
いろんなリスクが常についてまわるので、いつもどこか緊張を緩めることができないでいますが、そんな中でもいい出会いがたくさんあります。
それは日本人もそうだし、日本人以外にも。
本当にたくさんの人に支えられて生きていると実感します。
さぁ。この出会いもいいものだとまずは信じてみたいと思います。
でも、もちろん自分たちのできる最大のリスク回避は考えます。
この豪邸の持ち主は、おそらく長い間ファミリー全体でこの地に住んでいるようなかんじなので、
素敵な人達であればいろんなことを教えてもらえるし、
現地の人で頼れる人ができるというのもたいへんありがたいです。
ここからどうなるのか、少し不安もありますが、とても楽しみです!
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